2020-12-27

今年の振り返り 2020

2020年も残すところ数日となりました。

今年は言うまでもなくコロナの年になりましたね。

年初めに決めた年間目標の『足場固め』も、うやむやな感じになってしまいました。

ここでいう足場固めとは確立した生産体制のもと在庫管理や受注管理をしっかりとしていくことでしたが、今年は今必要な事や状況に応じて行動したため、生産体制を確立できませんでした。

ただ、そんな中ではありますが、外部工場での生産など来年に向けて動き出せたことは収穫の一つと考えています。

 

他の小さな目標は

・新商品開発  試作ではなく商品化までの製作工程、パッケージ、資料まで完成させる⇒簡単な試作や強度実験など少しだけ進みましたが、商品化にはもう少し。

・予算組    2021年の展示会に向けた予算組となりますが、来年早々に目処をつけたいです。

・在庫管理   製作工程を見直し、オリジナル商品とオーダー家具とのバランスをうまくしたい。⇒外部工場での生産体制が少しづつ動き始めました。

 

今年はコロナの影響で、生活は一変しましたが、そのこととは別にちょっと思ったことが。

モノづくりの考え方です。今年は2月の納品をはじめ3度椅子の納品をし、その3つとも作りやデザインを変えて作りました。生産性や強度、デザイン等々、一度作っても修正する箇所、試してみたい加工など、作る度に出てきて、それを図面に落とし込んで。

どうしても、試作やぶっつけ本番のモノは考えながら、修正しながらの作業になり、効率のいい作業という事にはなりません。生産性だけで考えると同じものを作る方がはるかに効率がよく、品質の安定、作業の慣れ、材料のロス、収入の安定などたくさんのメリットがあります。

ありがたいことに小物商品で毎月のように100個ロットで作っているモノがあります。

毎月のように作っているので、作業効率や品質は安定しており、ストレスなく流れるように作業できます。この商品がものすごく売れて、1年間この商品だけの生産になったとき、工房の経営としてはものすごく安定したものになります。

まだ妄想の話ではありますが・・・、楽しくモノづくりできているのかな。

3つの椅子づくり、本当に楽しかったです。技術の勉強やデザインの考え方、新しい知識など毎回何かしらの成長を感じています。商品開発や1点物のオーダー商品は安定したオリジナル商品に比べると確かに生産性は落ちるのですが、その分、新しい発見や刺激、楽しさ、成長という視覚や数値でははかれないものがあります。これが大きな魅力であり大切にしているところであります。

効率よく製作しないといけないけど、楽しくモノを作りたい。安定させつつ魅力的な工房に。

年末、椅子の製作で他の工程が崩れていく中、解決策が見つからないちょっと思ったことでした。

今年も本当にありがとうございました。

2021年も楽しく頑張ります。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です